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  潜熱 熱を加えてもなかなか温度があがらない
 

温まりにくく冷めにくいという水の特性は身近に感じますよね。

これは、水の比熱が非常に高く通常の液体の2倍ほどあるからです。 
水の比熱=1cal/g
ベンゼン、トルエン、アルコールの比熱=0.4〜0.6cal/g
液体金属の比熱=0.1cal/g 以下

また、水は0℃と100℃のところでは、熱を加えてもなかなか温度が上がりません。
この状態を「潜熱」といいます。
この潜熱も液体の中では、とても大きいもので、水の特異性の一つです。
水は蒸発しにくい、氷は溶けにくいのもこの特質の現れでしょう。


比熱が高いということ、潜熱を持つということは、運ぶ(あるいは運びさる)熱量も膨大です。
海流の暖流・寒流は、暖められた(冷やされた)海水が流れてくるわけですが、その流れに熱を潜ませたまま運んでくるわけです。

私たちの動脈・静脈でも、そのような働きをしていると考えられるのではないでしょうか。

 
 
 
 


 

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