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  自己実現編 30. 行動こそ答え
 

行動で答えを出す。行動こそ、答えそのものです。「悩む」人は「悩みたい」のです。「悩むことが好き」なのです「理論で思考する」人はそれが好きなのです。「悩み」「思考」が行動でありそれ自体が結論なんです。

日常私たちは頭で理論を使って答えを出そうとするとイキイキしません。それは、本人が頭で理論を使って答えを出そうとすることが「これは答えだ」とよもや思っていないからです。道筋と答えが分離してしまっているからです。日常の悩みは行動を止めてしまいます。人は行く先を考えると足が止まってしまいます。歩く時はただ歩けばいいし、ご飯を食べる時はただ食べればいいのです。

病気の時はご飯を食べてもおいしくないし、寝ていてもぐっすり眠れないのです。これを称して、「病気」と言います。病気の時は一生懸命病気をして、死ぬ時は一生懸命死ぬことをすればイキイキ病気もできるし、イキイキ死ぬこともできるのです。仕事のことを思い煩い病気で寝ていてもそれは一生懸命病気をしていません。死ぬ時、あとの葬式のことを考えていたのでは、イキイキ死ねません。

行動は答えです。過去の行動は、自分の思いと「何らかの意味」で一致しています。そして、今の行動は今の思いの説明になっています。

   


 

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