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  救済編 25. お金と幸福
 

道具は必要な人のところに集まり、不必要な人のところには来ないものです。お金は、「努力して得るもの」ではないんです。もちろん 「努力でしか得られない」と思っている人のところへはちゃんと努力が用意されています。なぜならその人は努力がすきなんです。努力している時、イキイキできるのです。そういう人にらくしてお金が入っても、張り合いがないでしょう。こんなに楽して儲けてはいけない、と思うはずです。だから私がこんなことを言っても「どうせ駄目だ」と思うでしょう。そう思う人は本当に駄目です。
では、いったいどうしてお金が入ってくるでしょうか?それは、自分が自信をもってイキイキできることをやり続けることです。それしかありません。

結果が原因を引き寄せます。イキイキと幸福を味わっていると幸福の原因までなんとかなります。だからこそ努力したい人には努力が出会いを求めている人には出会いがあるのです。とにかくその人が幸せになるために必要なものが揃ってくるのです。味わう幸福に方向性を与え、しかもイキイキさせることだけが重要なのです。

やるべきことは、「あなたしかできない」ことです。あなたしかできないことを、自信を持ってイキイキ行うなら、出資する、時間を貸す、物質やお金を援助する人が現われるものなのです。もし、お金が必要なら、いくらでも来るはずです。

そしてもう一つ。お金でも時間でも物質でも愛情でも、あなたが外界に対して「与えた分」しか返ってきません。これは「宇宙の巡り」のためなのです。
それは投資をしたら配当が来るようなものですが、ただ、違うのは、金とか物とかのように、形のあるものとは限りません。あなたが自分にしかできないことをイキイキ行うことが、外界に対しての投資そのものです。
それが全くそのまま「人のため」「宇宙や自然、外界のため」なのです。「利他的」は「利己的」。「利己的」は「利他的」というように全く一致するのは、イキイキしている時なのです。そして、社会全体がイキイキするんです。

人間はもともと、イキイキした存在です。努力してイキイキするのではありません。ですから人間は生まれながら、大金持ちの素質を持っているのです。それを否定するのは簡単です。しかしもったいないと思いませんか?

   


 

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