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  救済編 28. 地位、名誉、プライド、組織
 

地位、名誉、プライド、組織…そんなもので苦労するのは贅沢です。

イキイキにとって非常に大切で、しかも捨てやすいものに地位、名誉、プライド、組織といったものがあります。企業戦士という言い方はまさに地位、名誉、組織のため「戦士」になる人を指しているのでしょう。それがその人にとって価値あることであれば、それも選択肢のひとつではないかと思います。しかし、本当にイキイキを選んだのか、疑問なところです。こうした人々はよい地位、よい名誉などを与えられると、それだけでその人を幸福にし、イキイキさせるのでしょう。逆に名誉を奪われたり、地位を追われたりすると、それだけでイキイキは減少するのです。人は、「誉められる」だけでも「けなされる」だけでもイキイキしたり、イキイキをやめたりするのです。

そんな人間が地位や組織を追われ、プライドや、名誉を奪われたらどうでしょう。先に捨てればいいんです。自分から「いらない」と言えばいいのです。なんて簡単でしょう。自分に主体性が有り、自分のことを自分で決め、自分のための行動をする時、イキイキは奪われません。自分でやったのだから、イキイキが奪われることはないのです。

それは大変な賞賛に値します。誰が賞賛するのかといえば「自分自身」です。自分が賞賛できることをする、それが本当のプライドです。他人からの「賞賛」を期待するというのは贅沢というもの。それは生きていくためにはほとんど不必要なもの。あった時に、ありがたくいただけばいいのです。自ら欲しがれば禍が生じます。ありがたく受けるのは違います。

そして、自由にそれらを捨てることができることが重要です。本来大切なのは、「自分の中にあるプライド」「自分から自分に送る賞賛」です。
反対に他人のプライド、地位、組織、名誉は最大限尊重してあげることが肝要です。その人のイキイキを奪ってはいけないのです。相手のことを思っているといつでもプライドを捨てられます。いつでも捨て身になれるのは、相手のことを思っている証拠なんです。自分の儲けや地位保全の為にプライドを捨てても本当のプライドは得られません。

   


 

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