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  救済編 24. ★「あなたは悩まなくなった」と朝、鏡に向かって言いましょう
 

「どうすれば、性格が変わっていくでしょうか?」と聞かれたとき、私はノウハウとして次のようにお答えしています。
もし、あなたがクヨクヨする性格を直したいなら、夜寝る前に鏡に向かって、こういいます。
「あなたはクヨクヨしなくなる。」
これは鏡の中の人間に言うのですから、「あなた」という二人称でいいのです。そしてこれは暗示ではありません。暗示は、「言葉の中に、命令の内容が隠されているもの」です。ですからこれは、明確な指示なのです。

さて、その指示を受け、睡眠をとります。そして朝、起きて鏡に向かい、こう言います。
「私はクヨクヨしなくなった。」
今度は一人称になります。睡眠から覚めた時は、未だ社会活動をしていない時です。人間は睡眠中は宇宙と一体であり、自然に近い状態です。つまり、どんな人でもイキイキしているのです。朝はどんな人でもクヨクヨなんかはしていません。夜ぐっすり眠っている人に、消極的とか、内気とか、気が弱い人なんていないのです。

眠っている時は、みんなイキイキしています。そして朝起きた瞬間もそうなのです。このとき鏡の外からとはいえ「他人」(実は本人)から「クヨクヨしなくなった」と言われ、確かに今、まさにクヨクヨしていないなら、イキイキは増大するんです。
「クヨクヨする人」は「クヨクヨが好き」なのです。ですから、いくら普段、他人がアドバイスしても、本人が鏡に向かって言っても「それが好きな人」には効果はありません。
少なくともクヨクヨしていない時、「あなたはクヨクヨしなくなった」と言わねばならないのです。しかし、そうでない時は、人間は「クヨクヨ」そのものを忘れているのです。クヨクヨしている人に「クヨクヨするな」とアドバイスすることは、分離の状態を大きくします。ほとんど役に立ちません。

分離は不自然であり、イキイキは減少します。しかし、クヨクヨしていないとき、「クヨクヨしなくなったようですね」と言ってあげると、もっとイキイキが増大するものです。もっと総合させてあげるのです。心と言葉と行動が統合するのです。

   


 

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