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  救済編 22.悩み
 

悩みはどうしてあるのでしょう?どうして悲劇的な人生を辿るのでしょうか?

私のところへ深い悩みを持ってやってきた人は、一生懸命、自分の悩みを話すんです。病気のこと、人間関係、性格、お金、会社のこと…それはそれは苦渋に満ちた顔でお話になるんです。私はそれこそ真摯に、その言葉の一つ一つに、耳を傾けます。すると、どうもこの人は「そういう自分」が好きではないんじゃないか、と思えてくるんです。

「あなたは『悩む』のがすきなんですね」と。するとたいてい怒り出します。『好きなわけないじゃないですか』って。しかし多くの場合、こんなやりとりから、本人が答えを見つけて、悩みから抜け出していきます。
それこそ「好きでないとできない行動」をしていて、「好きじゃない」といっています。これは、「思い」と「発言」が分離しています。何度もいうように、分離の状態にある人は、イキイキできません。

私の言った、「あなたは悩んでいることが好きだ。」という言葉で少しずつ、「私はひょっとして、悩むことが好きなんじゃないか」という思いがでてきます。
つまり、今まで分離していた思いと発言が統合し始めます。そうするとイキイキしはじめます。イキイキすれば、宇宙の流れと共に生成発展をします。自然なことです。悩んでいる心は不自然です。必ず悩みのない方向に向かいます。

愚痴を言っている人は「愚痴を言いたい人」「愚痴を言うのが好きな人」なのです。
そういう人から悩みや、悲劇的な人生や愚痴をいきなり取り上げたら、おそらくもっと大きな悩みを用意するでしょう。この人たちにとって、愚痴や悩みは、「精神安定剤」になっています。ただ、悩んでいるのは本人にとって必要ですが、やっぱり悩んでいたくありません。ここにジレンマがあります。しかし、精神安定剤は、一時の処方。一生悩み続けるのは、やっぱり良くないのです。分離した心を統合することで、イキイキし、精神は安定します。悩みや愚痴を取り除くのではなく、イキイキしてくると「悩み」や「愚痴」がいらなくなるんです。イキイキすれば、結論は現実と共にやってきます。

   


 

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