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  救済編 21. 人間関係
 

人間はイキイキしていなければなりません。しかし、いつも人間からそのイキイキを奪うのは重苦しい人間関係です。
人間関係を変えるのは、基本的には、「自分を変える」、または「自分に対する見方を変える」ということです。

人間関係で悩み、部署を変わったり、会社を辞めたりします。そういう人たちの人間関係の悪さは、じつは「職業に対する自分自身の不満」の現われです。そこに気がつき、違う道を選んだなら、辞めていくことに問題はありません。その他、恋愛、結婚、健康、勉強、夢、など違う不満が人間関係に象徴的に現われた時、そして解決するプロセスとして辞職を選んでも仕方ないでしょう。「ここにいたら俺は駄目になる」と思う自己変革が先にあって、そこに状況がついていくのは問題ありません。

しかし逆はうまくいきません。人間関係が元で、会社を変わっても、行く先で同じようなことがまた起きるのです。人間関係はその人の問題です。「加害者の波長」は、「被害者の波長」と同調して出てくるものなのです。人間関係の被害者の出した波長は、同じ波長のものを引きつけています。人と喧嘩をしたがるタイプの人が「喧嘩相手」をひきつけるのです。本人は「喧嘩をしたがっていないつもり」でも、実は「喧嘩をしようとしている」波長が出ているのです。

人間関係において、被害者は加害者なんです。しかし、被害者に「責任はあなたにあります」とは言えません。社会的責任ではないのです。人間関係による被害も度を越せば、暴力です。社会的には加害者に罪があります。

しかし、この人間関係の問題は「悩んでいる本人」しか解決できないのです。社会的な被害は社会的に取り除けますが、人間関係の悩みは本人以外に解決の手段をもちません。
それは、「私が加害者なんだ」と気が付くことです。そしてその原因を追求し始め、言動、心のもち方をチェックし始めた時、徐々に人間関係が変わるのです。

人間関係の問題は、「悩んでいる人」に改善のチャンスを与えているのかもしれません。それを放棄しては、結果としてもったいないことになるのです。私もかつて親寺から誤解されたり、信者さんのトラブルに巻き込まれした。それはいつも、次のステップに進むための足掛かりになっていったのです。もっとも、トラブル最中はかなり大変でしたけれど。

悩んでいる時は何も見えません。しかし、まず自分を観察するところから始めてはいかがでしょう。そこから変化が始まります。

   


 

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