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脂質バランスを調え、とっても元気に!(02/5/29)
炭水化物、たんぱく質と並んで三大栄養素の1つである脂質ですが、現代人は脂質のバランスの崩れが健康を害していると言われています。

【すでに崩れ去ったリノール酸神話】・・・あなたはまだ信じていますか?
リノール酸を充分に摂ると、血中のコレステロールが下がり健康に良いとさんざん言われてきました。しかしリノール酸を摂り過ぎることによって逆に心疾患、ガンなどが増えているということが学会で発表され、日本では平成7年にリノール酸とアルファリノレン酸をバランスよく摂取することが望ましいと発表されました。それなのにいまだにこのことはあまり認識されていません。

脂質(脂肪酸)は
△飽和脂肪酸(SFA)
動物性脂肪に多く含まれる。
△一価不飽和脂肪酸(MUFA)
オレイン酸。オリーブオイルが有名。
△多価不飽和脂肪酸(PUFA)
リノール酸、リノレン酸
に分類されます。

リノール酸はn-6系、α−リノレン酸はn-3系に分類されます。
n-6系とn-3系のバランスが重要だとか。植物油のほとんどがn-6系。その上精製の段階で酸化されやすいn-3系の脂肪酸は取り除かれてしまいます。n-3系の脂肪酸はシソ油、*フラックス(亜麻仁)オイルなどにたくさん含まれています。つまり、α−リノレン酸(体内でEPA、DHAにかわる)がたっぷりということです。

シソは農薬を使う回数が多いと聞いたとこがあります。農薬を使っていないシソ油がいいですね。(そんな商品あるかしら?)

ここで重大な注意点ですが、このような油は特に酸化しやすいです。加熱調理には使わずドレッシングや和え物など生で利用してください。健康のためにこさじいっぱいをそのまま飲むのも1つの方法だとか。フラックスオイルは 心筋梗塞などの致命的突然死から身を守るといわれています。但しあまりにも摂り過ぎると血液をさらさらにするために凝固作用が減ります。ですが、現代人はn-3系オイルは絶対的に不足しているのでとりすぎの心配はほとんどなさそうです。それより不足の心配がかなりありそうですね。

健康に良いとされている紅花油はリノール酸をたくさん含んでいます。はたして本当に健康に良いかどうか、ご自分で判断してみてください。

フラックスオイルに限らず油はとても酸化しやすい物。酸化した油はとんでもなく身体に害をもたらします。封を切ったら1ヶ月以内で使い切ることが理想です。
加熱することによって更に酸化します。加熱調理にはビタミンE(天然の酸化防止剤)を多く含むオリーブ油や菜種油(オレイン酸系オイル)などが良いようです。

ビタミンE は過酸化脂質を押えるので健康に良いといわれ、アメリカのスポーツ選手は1000mgという多量のビタミンEを摂取する人もいるそうです。過酸化脂質はインシュリンの生成の邪魔をし糖尿病の一因になリます。胃で不飽和脂肪酸が酸化すると胃潰瘍になります。酸化はあらゆる病気の根源です。

私は揚げ物には米油を使っています。酸化されにくく、ビタミンE、オリザノールも含みます。大手メーカーのポテトチップスは米油で揚げているとか。そうでないと酸化がきつくとても食べれたものではないそうです。最近では学校給食にも使われだしているとのこと。嬉しいことです。

私たちの身体は水と油でできていますが、これが分離すると生きていくことができません。これをつなげているのがレシチンです。水と油をつなげ、細胞膜を正常にする働きがあります。レシチンは生か死か決定付ける栄養素とまで言われています。
お豆腐や卵の黄身に含まれています。

バランス的には
α−リノレン酸、EPA、DHA:オレイン酸:リノール酸= 1 : 1〜1.5 : 1 が良いそうです。 (02/5/29)


 

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